子育て

映画「ALWAYS三丁目の夕日」のような子供時代

映画「ALWAYS三丁目の夕日」のような子供時代を過ごした日々を振り返る

私の子供時代を振り返ると、ご近所さんとの関係は映画「ALWAYS三丁目の夕日」のような濃密は人間関係の中で育ちました。

昭和の大阪の下町、いろんな職業の職人さんたちがいて、親たちはみんながみんな近所の子供たちを気にかけ、親が留守の時は留守の子を招き入れ、誰かの家の食卓で夕飯を食べることもよくありました。

子供たちはいつも誰かの家に転がりこんでいました。

近所の人たちに、怒られ励まされ、いつもみんな目をかけてくれました。

日が暮れれば開いている店などなかった時代なので、醤油、調味料が切れれば、ご近所の貸借りも普通にしていた親達。

父の誰にでも「上がってってー」精神

我が家も誰かが訪ねてくると、父の決まり文句は「上がってってー」。
誰でも上がれというので、いつも誰かが家にいました。

ご近所さんが旦那さんの浮気の相談をしに来たり、
何かと騒がしい家だったんです。

ホームレスの人にいつも食事を持っていってた父

ホームレスの人といえば、子供の目から見れば、正体不明の怖い人だったのだけど
父が、余ったものをよくホームレスの人に持っていき、
ホームレスの人の悩みも聞いてあげていたんです。「おっちゃん、もう一回頑張ってみよー」的なことを言っていたようです。

なので私も、ホームレスの人を見ればお菓子を置いて、走り去ったりしていた子供時代でした。

75歳の父の一日は、朝採れた野菜を一日かけて、友人や家族の家を回って過ごす。

そんな父の現在は、野菜の収穫がたくさんあると、野菜を一日かけて、バイクで親しい友人や家族に10件ほど配達しています。
私の家に来るのがいつも夜の19時頃。いつも我が家は最後の1件。
朝から出て、その家々で茶菓子を出してもらい雑談をして、次の家に向かうので、すっかり日が暮れるようです。

子供たちにも、映画「ALWAYS三丁目の夕日」のような子供時代を過ごしてほしい

子供時代に密な近所関係を過ごしたこともあり、
父のように、誰でも「上がってってー」精神は引き継いでないけれど、ご近所の子供達には「上がってってー」スタイルの我が家。いつも町内の子供達が誰かしらいます。

そんなスタイルでいるといつの間にか、我が家の子供も町内の方が気にかけてくれるようになりました。

夏休みはご近所さんたちで、子供を見守る

夏休みに入ると、子供達に手をとられて、毎年仕事が進まず忙しい。
泣きそうになっていると、いつの間にかご近所さんたちが、手を貸してくれている

ご近所さんの家に遊びに行って昼になっても帰宅しないなーと思っていたら
「お昼はチャーハン作ったから食べてもらったけど、大丈夫やったかなー?」
って言われて、ジーンときました。

隣の家のパパさんが夜祭りに連れてってくれたりもしました。

我が町内、いつも男子たちで休日を遊んでくれます。子供たちで遊んでくれるから、出かけない家が増えてきました。(笑)
そしてその方が子供たちも楽しい様子。
こちらとしては、ありがたい話です。

でも寂しいことに、小学校5年生になると、どの子も急に思春期で話すのが恥ずかしいのか、あまり口を聞いてくれなくなります。

子供と遊ぶ

私、子供と遊ぶのが趣味なんです。
保育園の先生になりたい気持ちが昨年芽生えたくらい。
次男が5歳になるまでは、ずっと付き添って町内の男子たちと遊んできました。

秘密基地を作って、焼き芋したり

町内の子供達みんなと公園の渋柿をとり

干し柿作りをして食べたり

ドッチボールしたりなどなど、我が子の見守りも含めて、一緒に遊んでいました。

一緒に遊んできた一番年上の男の子が小学校6年生。中学受験をするそうで、「明日から夏期講習で勉強漬けだから、今日が遊び収めやねん」と言うので、夜は蝉の幼虫採りツアーをしました。(昼間は子供達だけで遊んでいます)

夜7時半頃、土から出てきて、木をのぼっていきます。10時には羽化が始まりました。

子供達と蝉とりをしていると、おばちゃん、寂しさがこみ上げてきました。小学6年生、遊べるのが最後の学年なんですよねー女の子じゃないし、中学生になったら部活もあり、友達が中心になるから、おばちゃんのこと忘れちゃうんだろなーと思うと、めちゃくちゃ寂しいじゃないですか。
子供とお別れしなきゃならない、保育園や学校、学童の先生たち、こんなせつない気持ちなんでしょうか。

子供の魅力

私がはまる子供の魅力、それはクリエイティブなんですよね。

この休日の子供達のクリエイティブ発言(1)

はい、りーくん(長男)、お茶飲んで〜
ちっちっ、これは下げて、ファラオのグラスをもってきておくれ

我が家の子供、自分のコップでなく、目新しいもので飲みたがるんです。器好きの私が食器棚の奥に隠しておいても、見つけてきて使います。

ファラオのグラスとは、これです⇩

ただ足がついてあるだけのグラスです。確かにファラオっぽい。IKEAの安いグラスだけれども。

この休日の子供達のクリエイティブ発言(2)

片付けやDIYで足の踏み場もないほど散らかった我が家に、町内の子供が、あがってきました。

あっ今日はダメな日やねんー。見ての通り、足の踏み場もないほど散らかってるねん
大丈夫〜、僕、こっちの方が落ち着く〜秘密基地みたいやもん!
クリエイティブ〜!

という具合に、その発想力、行動、想像力にノックアウトです。

それで、今日真面目に考えてしまったんです。この刺激的な子供達に相手してもらえるのもあと数年?そうすると、保守的になってしまった大人と保守的な会話をしてささやな日々を過ごすんだろうかと思ってしまったんですよね。

社会や老後の話よりも、子供みたいにキラキラしたものを追っていたい。

あっこれって、あれですね、私自信が子供なんですね。。。(;´▽`A``

あっもちろん、大人とおしゃべりや、ランチ、飲み会も大好きです。両者のバランスが大事ってことですね!